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柔道整復師の整骨院開業のポイント

柔道整復師の整骨院開業のポイント

学校に通って国家試験に合格し、柔道整復師の資格を得たら、多くの方が整骨院や介護施設に就職してキャリアをスタートすることと思います。経験を積んで技量を磨いたら、やはり目標にしたいのが「開業」。

この記事では、柔道整復師が整骨院を開業するにあたり知っておきたい手続きや費用、年収や開業の失敗例・成功例などをまとめてご紹介します。

開業までの流れを知りたい方は下記の記事をご覧ください。

整骨院開業までの流れとは

https://yawarabiz-jn.com/media/2017/01/12/186

1.柔道整復師の開業に必要な資格や条件は?

柔道整復師の開業に必要な資格・条件は以下の通りです。

  • ・柔道整復師の国家資格
  • ・柔道整復師としての実務経験
  • ・施術管理者研修の受講

2018年4月から、整骨院の施術管理者には実務経験と研修受講が義務付けられました。それまではこうした条件がなく、柔道整復師の資格さえ持っていれば、卒業後すぐに実務経験なしで開業することも許されていました。

しかし、既存制度のもとで保険金の不正請求が横行し、毎年、逮捕者が出る事態となっています。 これを受けて、施術管理者には、保険の請求方法や制度について正しい知識を身に付けてもらうために実務経験と研修受講が必要となる制度に変更されました。

不正請求について詳しくは、こちらの記事もご覧ください。

【2018年版】不正請求で罪に問われた報道をまとめました ~part3~

https://yawarabiz-jn.com/media/2018/12/05/449

【2016年版】不正請求で罪に問われた報道をまとめました ~part2~

https://yawarabiz-jn.com/media/2017/01/23/187

【2016年版】不正請求で罪に問われた報道をまとめました

https://yawarabiz-jn.com/media/2016/09/20/133

必ずしも「開業者=施術管理者」ではないため、正確には柔道整復師の国家資格があれば開業自体はできますが、新制度では施術管理者でないと健康保険が取り扱えません。そのため、確実に対応できる治療は交通事故と実費のみとなってしまいます。柔道整復師として長期安定的に経営していくためには実務経験と研修受講が必要というわけです。

求められる実務経験は、2022年3月までに届け出る場合は1年間、2022年4月~2024年3月までに届け出る場合は2年間、それ以降は3年間となります。2024年3月まではあくまでも移行期間の特別措置ということです。

研修受講については、16時間以上(2日間程度)となっており、(1)職業倫理について、(2)適切な保険請求、(3)適切な施術所管理、(4)安全な臨床の4項目です。 公益財団法人 柔道整復研修試験財団のWebサイト上で受講の申し込みができます。

柔道整復師 施術管理者研修

http://zaijusei.com/training_oparation.html

柔道整復師の開業に必要な実務経験と研修について詳しくは、こちらの記事もご覧ください。

必見!平成30年4月以降の開業には実務経験と研修が必須!

https://yawarabiz-jn.com/media/2018/03/02/371

2.柔道整復師の開業に必要な手続きは?

柔道整復師が整骨院を開業するために必要な手続きは大きく施術所を開設するための手続きと保険請求を行うための手続きの2つに分かれます。

施術所を開設するための手続き

施術所を開設するには、施術所開設届を提出する必要があります。施術所開設届は、実際に開設してから10日以内の期間に提出しなければならず、開設前には届出ることができません。 また、施術所開設届が受理されるまでは保険請求ができないため、開設初日から10日以上余裕をもってオープン日を設定しておきましょう。

施術所開設届には、「施術所開設届」「柔道整復師免許の原本と写し」「施術所の平面図」「最寄り駅からの案内地図」の4つと、施術所が賃貸の場合は「賃貸契約書の写し」、法人として開業する場合は「定款と登記簿謄本」も必要になります。

保険請求を行うための手続き

整骨院から保険請求を行うためには契約記号番号が必要になります。この契約記号番号を取るためには、地方厚生局に「施術所の申出書」「確約書」「同意書」「認可済の施術所開設届の写し」「業務に従事する施術者の免許証の写し」を提出し、申請する必要があります。

ただ、管轄の厚生局によっては履歴書も必要だったりと提出書類に違いがありますので、事前に確認してください。申請の際は、印鑑も必要になります。

このほか、施術者として柔道整復師を雇う場合は、保健所と地方厚生局への届け出も必要です。雇用者の勤務後10日以内に、届出書類と柔道整復師の免許証の写し、身分証明書の写しを保健所へ提出します。 地方厚生局へは、全柔協(全国柔整鍼灸協同組合)を通して手続きします。保健所に受領された届出書類の写し、柔道整復師の免許証の写しとともに、全柔協から受け取った届け出用の書類に記入したものを提出しましょう。

開業に必要な手続きについて詳しくは、こちらの記事もご覧ください。

整骨院開業に必要な届出・申請・手続きまとめ

https://yawarabiz-jn.com/media/2018/06/04/356

整骨院の保健所への開設届と厚生局への受領委任申請の出し方と注意点

https://yawarabiz-jn.com/media/2018/05/18/383

整骨院で保険請求ができるようになるまでの手続き方法

https://yawarabiz-jn.com/media/2018/07/09/398

開業に向けた手続きは大変…そんなとき手伝ってくれる専門家

https://yawarabiz-jn.com/media/2017/07/10/263

3.柔道整復師の開業に必要な費用は?

一般的に、柔道整復師の開業には700~1,000万円ほどの開業資金が必要だといわれます。 開業資金の内訳は、大きく、開業に必要な費用と開業後に必要な施設維持費に分けられます。

開業に必要な費用

開業に必要な費用として、物件取得費用、内装外装費用、医療器械・治療器代、広告宣伝費があります。

【物件取得費用】

自宅兼店舗とする場合は不要ですが、多くの方は店舗物件を借りて開業することになるでしょう。 敷金(保証金)、礼金、仲介手数料、家賃、管理費(共益費)、駐車場代、火災保険などがかかります。 特に、敷金(保証金)の負担が大きく、3ヵ月のところから24ヵ月も必要な物件もあります。 エリアや広さにより金額も変わってくるので、予算に応じて無理のないところを選びましょう。

【内装外装費用】

物件を取得したら、看板などの外装と、内装のそれぞれで、設計・デザイン・工事が発生します。

以前の借り手が使っていた設備類が残っている居抜き物件を活用する場合は、設備を流用できるため初期費用が抑えられることもあります。設備の内容や状態によっては内装が思い通りにできなかったり、メンテナンスに手間と費用がかかることもあるので、よくチェックしましょう。

【医療器械・治療器代】

導入する医療機器には、低周波治療器、干渉波治療器、温熱治療器、超音波治療器などがありますが、高額な機器なのでリースで利用するケースが多いです。 店舗の広さなどに合わせて必要な機器の種類と数を決めましょう。

機器類のほかに、テーピング、腰痛ベルトといった衛生用品、ベッドも準備する必要があります。 また、治療に直接関係はありませんが、待合室の椅子やスリッパ、文房具など備品の準備にも費用がかかります。

【広告宣伝費】

開店に先駆けて、集客のための広告宣伝を行いましょう。 看板や、折込ちらし・ポスティングちらし、ホームページ、ポータルサイトへの掲載、Web広告などから、立地やターゲットと予算に合わせて選びます。

整骨院の宣伝広告について詳しくは、こちらの記事もご覧ください。

今まで利用した広告媒体で最も効果を感じられたものはなんですか?

https://yawarabiz-jn.com/media/2017/12/11/298

これら、開業にかかった資金は、開業から5年以内に回収するのが望ましいといわれています。開業資金から経常利益を逆算して月々の売上目標を立てると良いでしょう。

開業後に必要な施設維持費

開業後の運転資金も確保しておく必要があります。金額の目安はだいたい5ヵ月分だといわれています。家賃と水道光熱費、通信費、機器のリース代、治療時の万が一のリスクに備えて加入する賠償責任保険代、生活費、開業資金を融資してもらった場合は金融機関への返済も合わせて計算しておきましょう。

実費の治療では日銭が入りますが、保険治療の場合は入金が請求から3~4ヵ月後になるため、注意しましょう。

4.柔道整復師の開業資金の調達方法

前章でもご紹介しましたが、開業には全体として700~1,000万円ほどの費用が必要になります。これを調達するには、「自己資金」「融資を受ける」「補助金の交付を受ける」の3つの方法があります。

自己資金

開業資金全体のうち3割は自己資金が必要だといわれています。 一般的に、融資を受ける場合、自己資金額が少ないほど将来的に資金繰りが破たんするリスクが高いと見られるため、審査が通りにくくなります。自己資金が多いほど有利だといえます。

なお、親族からの贈与も贈与契約書があれば自己資金として認められる場合があったり、すでに使ってしまったお金も事業用に使ったことが示せれば自己資金とみなされます。また、第三者から出資してもらい、きちんと明確な出資理由があれば、それも自己資金に含められます。こうした方法で自己資金額を底上げすることができます。

融資を受ける

融資(借入など)を受ける場合、金融機関から受ける方法と、親族などから受ける方法があります。

金融機関から受ける場合、さらに民間の金融機関(銀行、信用金庫、信用組合など)と、政府系の金融機関(日本政策金融公庫、中小企業金融公庫など)に分けられます。

このうち、経営実績がない新規開業で融資が受けやすいのは政府系金融機関です。代表的なのが、政府が100%出資している「日本政策金融公庫(旧国民生活金融公庫)」で、無担保・無保証制度が利用できるのが最大のメリットです。民間の金融機関がなかなか融資をしてくれないような開業したての事業者でも融資をしてもらいやすいという特徴があります。目安として、自己資金の2~5倍程度までが借りやすい金額となります(制度上は、9倍まで借りることができます)。

日本政策金融公庫

https://www.jfc.go.jp/

また、都道府県ごとに設置されている信用保証協会を活用して融資を受けることもできます。信用保証協会とは、中小企業が銀行から融資を受けるときに保証人になってくれる公的機関です。実際に融資してくれるのは民間の金融機関ですが、自治体があっせん、利子補給、保証料補助などをしてくれます。自治体によって内容が異なるので、開業したい地域の自治体の制度を調べてみてください。デメリットは、手続きが煩雑で審査期間が長めだという点です。

金融機関以外に、親族などから融資を受ける方法もあります。ただし、個人として受ける場合は贈与とみなされ贈与税がかかることもあります。一方、法人として受ける場合、贈与税の負担を課されるリスクはありませんが、融資が「負債項目」として計上されるため、ほかの金融機関からの借入がしにくくなる可能性があります。 出資金として融資を受ける場合は、返済義務が生じないという点がメリットですが、整骨院の経営に口を出され、思うような経営がしづらくなるかもしれません。

それぞれのメリット・デメリットをふまえて選択してください。

補助金・助成金の交付を受ける

政府は、直接的・間接的に公益上必要があると判断した場合、民間に給付金を交付してくれます。それが、補助金や助成金です。これらは、原則的に返済の必要がないため、資金の少ない創業者に非常にありがたい制度だといえるでしょう。

補助金や助成金は、経済産業省や厚生労働省、地方自治体などが交付しています。なかでも、整骨院の開業で活用したいのが経済産業省の創業補助金です。創業補助金は、正式名称を「地域創造的起業補助金」といい、新たに創業する企業家に対し、創業に関わる経費の一部を助成してくれる制度です。
※平成30年度の公募は、5月22日をもって締め切られました。

開業資金の調達方法として創業補助金を活用したい方は、こちらの記事もご覧ください。

開業資金を工面したい! 創業補助金とは? どうしたら受けられるの?

https://yawarabiz-jn.com/media/2016/08/26/118

5.整骨院を開業した際の年収は?

「開業に必要な費用」でもご紹介した通り、開業資金は開業後5年内に回収するのが望ましいといわれています。もちろん、資金回収や生活費以外にも収入に余裕があり、旅行・レジャーや趣味、グルメなどに使えるのが理想的でしょう。

開業したら、年収は一体いくらぐらいになるのでしょうか?

一般的な柔道整復師の平均年収

まずは、一般的な柔道整復師の平均年収を見てみましょう。

勤務先や勤務年数によっても変わってきますが、一般的な柔道整復師の平均年収は250~700万円程度だといわれています。

独立・開業した柔道整復師の年収

せっかく開業するのですから、被雇用者として整骨院や介護施設に勤めていたときよりも収入アップを狙いたいものですよね。 独立開業した場合の柔道整復師の平均年収は300~1,000万円程度だといわれます。患者さんの数によって変わってくるので、経営が苦しいところから儲けが出ているところまで幅があるようです。

後者になれるよう、次章では、整骨院開業で成功するための方法をご紹介します。

6.柔道整復師の開業で成功するために

繁盛する整骨院を開業・運営するために必要なこと、逆にしてはいけないことを、具体的な失敗例・成功例を挙げて解説します。

失敗例

まずは、避けたい失敗例から。

患者さんの待ち時間が長い

特に開業初期、固定客がつくまでの間は、患者さんに治療まで長時間待たせると定着率が悪くなり、患者さんが集まりにくくなってしまいます。体に不調を抱えて来院しているわけですから、長時間座った姿勢で待つのが難しい場合もあります。 予約の取り方や柔道整復師のシフトなどを見直し、待ち時間をできるだけ短くする工夫をしたり、待ち時間を知らせてそれまでは自由に外出しても良い制度にするなど、患者さんの負担やストレスを軽減する策を取りましょう。

集客がうまくいかない

厚生労働省の調査によれば、日本全国には、平成28年時点で4万8,024ヵ所の整骨院(柔道整復の施術所)があるそうです。全国にあるコンビニエンスストアの数はおおよそ5万店といわれているので、それより少し少ないくらい。ということは、整骨院は日本にあふれているということです。

そのなかで新規開業をして固定客をつかむためには、集客のための施策が必要になります。前の勤務先からの患者が来てくれるだろうなどという甘い考えでいては、患者さんが集まらずにすぐに閉院ということになりかねません。テナントを選ぶ際は、立地や来院する患者層なども考慮して決める必要がありますし、開店前にはチラシやWeb広告などで広告宣伝を行いましょう。

柔道整復師により施術レベルにばらつきがある

整骨院は、口コミによる来院が多いもの。整骨院内に腕の良い柔道整復師がいても、そうでない柔道整復師の悪い口コミが広まってしまえば、患者さんは集まりません。院内外で治療の研修に参加させるなど、柔道整復師の技量のレベルアップを図る必要があります。

整骨院の効果的な宣伝広告について詳しくは、こちらの記事もご覧ください。

今まで利用した広告媒体で最も効果を感じられたものはなんですか?

https://yawarabiz-jn.com/media/2017/12/11/298

離職率が高い

経営者の立場になれば、人件費を安く抑えたいと考えるようになるでしょう。単純に従業員の給与を低く設定したくなってしまうかもしれませんが、それでは、腕の良い治療者が集まりません。 待遇面を改善するほか、整骨院の経営理念や目標、ビジョンを共有するなど、インナーブランディングを強化することで従業員の共感を高める必要があります。

経営上の目標を持たずに運営

そもそも、来院数や新規患者数、売上金額など、目標を立てずに経営してしまう方も少なくありません。なんとなく「来院者数が増えれば良いな…」と思って経営しているだけでは、実現は難しいでしょう。 目標を立て、経営者として努力することはもちろん、毎月の売上目標や現在の経営状況をスタッフたちにも開示し目標を共有することで、それぞれのモチベーションが上がり、最終的に目標を達成しやすくなります。

資金繰りがうまくいかない

運転資金をあらかじめ確保しておかないと、新規患者さんが思うように集まらなければ、資金繰りがうまくいかず、経営を圧迫してそのまま閉院となってしまいます。特に、保険治療の場合、申請から入金までに数ヵ月かかる点がネックとなります。保険金の立て替え払いを行ってくれる接骨師会などもあるので、調べてみると良いでしょう。 逆に、患者さんが思ったより多く集まった場合、受付スタッフを雇いたいと思っても運転資金がないと、あきらめなければならないことも。

開業するうえでの失敗に関連して、こちらの記事もご覧ください。

【経営者が語る!】整骨院を運営していく上での苦労とは?

https://yawarabiz-jn.com/media/2018/04/12/321

成功例

では、成功例を見てみましょう。

ターゲットを絞り、立地選びや宣伝広告を行う

先ほどもお伝えしたように、今やコンビニの数ほどもある整骨院ですから、「お子様からお年寄りまで、どんな症状にも対応します」とうたってもほかの整骨院との違いは打ち出せません。患者さんのターゲットを絞り込んで独自の強みをアピールした方が効果的です。 「デスクワークの多いビジネスパーソン向けに、腰痛治療を提供する」のか、「主婦向けに産後の骨盤矯正や小顔矯正を提供する」のか、それとも「スポーツによる故障に特化して、他院では治らなかったような患者さんも受け入れる」のか。開業前にコンセプトを決めてターゲットを絞り、テナントの立地条件や宣伝広告の方向性を決めましょう。

自費施術のメニューを用意して競合との差別化を図る

保険治療に比重を置くと、どうしても他店と似たような施術メニューになってしまい価格競争に巻き込まれてしまいますし、資金繰りも難しくなります。前項で述べたようにコンセプトやターゲットを決めたら、そこに合わせてオリジナリティーの高い自費施術のメニューを用意し、競合との差別化を図りましょう。

リピート率向上のための施策を打つ

当メディアの調査によれば、接骨院や整骨院の来院患者の半数以上が既存の患者さん、つまりリピーターです。

【経営者に聞いた!】売上の中で最も多くの割合をしめるのはどんな患者さん?

https://yawarabiz-jn.com/media/2018/01/19/341

さらに、既存の患者さんからの紹介で新規来院する患者さんが20%もいます。この数値を見ても、リピート率向上のための施策が安定的な売上のためにいかに重要かがわかると思います。

整骨院のリピート率について詳しくは、こちらの記事もご覧ください。

リピート率をきちんと計っていますか?○○%以下だと危ない!?

https://yawarabiz-jn.com/media/2017/05/26/226

リピート向上のカンフル剤

https://yawarabiz-jn.com/media/2016/07/15/108

7.実は増えている?女性柔道整復師

有名アスリートの陰にはスポーツトレーナー(柔道整復師)がいる、ということがマスメディアで取り上げられたことも影響して、柔道整復師の認知度が上がってきました。それに伴い、柔道整復師を志望する人も増え、柔道整復師を養成する専門学校では、女子学生の入学率も上がってきており、全体の3/1~4/1を女子が占めているようです。

柔道整復師を志す女性が増えてきている理由は、①資格があれば一生の仕事にできること、②コミュニケーション能力が求められることから女性が向いていること、③施術で体に触れるため、女性患者さんは女性の先生を望むからです。

①資格があれば一生の仕事にできる

柔道整復師の仕事は、結婚や出産、育児、介護などで一旦、現場から離れても資格があれば年齢関係なく働ける仕事なのは、女性からの人気が上がっている大きな理由のひとつ。

女性が資格を取って一生働ける仕事で代表的なものというと、医師や看護師、薬剤師などの医療系や、美容師・エステティシャン・ネイリストなど美容系の仕事などがあります。医療系の枠としては、ハードワークになりやすい医師や看護師と比べて勤務時間や休日が決まっており、薬剤師と比べると資格取得のハードルが低いこと、美容系の仕事と比べて流行のような環境変化が起きにくく、出産・育児などで数年間のブランクがあっても復帰に響きにくいことが選ばれる理由なのでしょう。

②コミュニケーション能力が求められることから女性が向いている

当メディアの調査によれば、柔道整復師に向いているのは「コミュニケーション能力が高い人」が「スポーツをしていた人」と並んでもっとも多く、4割近くを占めていました。もちろん、コミュニケーション能力には個人差があり、一概に男性よりも女性の方が高いとはいえませんが、女性の方が共感力が高いともいわれており、患者さんの痛みや悩みに寄り添って治療ができるでしょう。

柔道整復師に女性が向いている理由について詳しくは、こちらの記事もご覧ください。

柔道整復師に向いているのは「患者の気持ちを理解できる人」

https://yawarabiz-jn.com/media/2016/04/25/61

女性患者さんは女性の先生を望む

整骨院での施術は体を触って行われるため、女性患者さんは、女性の先生の方が安心して施術を受けられるという人が多いです。また、同じ女性同士、体の痛みや悩みを共感してもらいやすいのも女性柔道整復師が支持される理由のようです。

8.柔道整復師の整骨院開業を学ぶための本・関連書籍

整骨院の開業にあたり、書籍から体系的に知識を得ることも大切です。 ここでは、いくつかおすすめの本をピップアップしてご紹介します。

はじめての人の治療院開業塾/木戸 明・赤沼 慎太郎
(かんき出版・2011/11)1,728円

はじめての人の治療院開業塾

画像引用先:amazon

整骨院や接骨院、整体院、鍼灸院など、治療院全般を初めて開業する人向けに、開業に必要なことをイラストや漫画を使って読みやすくまとめられた本です。著者は、柔道整復師と経営コンサルタントの行政書士。 コンセプトづくりから、立地の選び方、開業資金の調達方法、事業計画の立て方、具体的な手続き方法、利益の出し方、複数院展開の方法まで、開業のためのノウハウが詰まっています。 巻末には、そのまま使える「資金計画書」「施術依頼書」「受付表」などの資料が付いており、ダウンロードして使えるようになっています。

柔道整復師として整形外科、整骨院などに勤務してきて、そろそろ開業に関して考える時期になってきました。 そんなおりこの本を店頭で見かけ、イラストなどが多くわかりやすそうなのでアマゾンで検索し購入しました。 開業に関しては、周りの友達から多少聞いたりしてアウトラインの知識はありましたが、細かいことは全くわかってなかったので この本を読んでみて、なにからなにまでその通りにやればうまくいくのではないか!?と思うくらいの内容でした。 まぁ、開業はしていないので、実際にはわからないですけどねw この本の情報をもとに、すでに開業している友達に聞いてみたりしても中には目からうろこの情報もちょいちょいあるらしく なかなかいい本を手に入れたのではと思っています。 そのうち僕の名前が知れわたるのをお待ちください。w

引用:Amazonレビュー

誰も教えてくれない整体院・治療院商売の始め方・儲け方/整体師NAGAOKA
(ぱる出版・2017/6)2,160円

誰も教えてくれない整体院・治療院商売の始め方・儲け方

画像引用先:amazon

「誰も教えてくれない商売」シリーズ。新規集客、リピート客、売上アップなどにポイントを絞った内容となっています。特に、チラシの作り方とポスティングの注意点、Webサイトづくりなど、広告宣伝について詳しく解説。 著者自身の開業経験をもとに書かれているので説得力があります。

これから開業される方、開業しているが集客がうまくいっていない方におすすめです。 行動することの大切さがよくわかります。 開業直後にこの本を手にしました。 開業後、五ヶ月たち目標まであと少し。 この本に出合っていなかったら、廃業していたかもしれません。 ありがとうございました。

引用:Amazonレビュー

いつもリピーターで予約がいっぱい! “地域一番”繁盛院の接客術/安東 久美
(同文舘出版・2016/4)1,620円

いつもリピーターで予約がいっぱい! “地域一番”繁盛院の接客術

画像引用先:amazon

整体、マッサージ業界で10以上顧客を獲得し続けてきた著者が、接客に内容を絞って書いた本です。いくら高い技術力があっても、患者さんとうまくコミュニケーションが取れなければ、患者さんが不快と感じているサインを見逃してしまい、リピーターにはなってもらえないかもしれません。 患者さんに安心・信頼してもらい、新しい患者さんを紹介してもらえるようになるための会話術や人間関係づくりについて解説しています。

技術を身に付けたものの経営で苦しんだ経緯は、業界が違っても誰もがぶち当たる壁かもしれません。常に何故?どうしたらいい?と考え、一つ一つ答えを導き出す流れは、そこを教えて欲しいと思う読者に、分かりやすく答えています。全体的には「コミュニケーション」が一つのキーワードとなっています。接客のシチュエーションごとに良い例・悪い例を実際の会話形式で挙げているのも、微妙な違いを感じ取ることができ、すぐに自分も実践しようと思える内容ばかりです。接客という仕事に限らず、人と人のコミュニケーションを学ぶ上であらゆる方にお勧めしたいと思います。

引用:Amazonレビュー

9.まとめ

柔道整復師として独立したい方向けに、開業に必要な知識をまとめてご紹介してきました。 身近に開業経験を持つ柔道整復師の方がいれば話を聞いてみると、失敗談や成功談など、さらに参考になる情報が得られるかと思います。

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