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中卒でも柔道整復師の資格を取得することはできる

中卒でも柔道整復師の資格を取得することはできる

柔道整復師になれば生涯にわたり、自分の技術だけで生きていくことができます。看護師や理学療法士と同じく、れっきとした国家資格です。しかし、自分には学歴がないから……とあきらめている人もいるのではないでしょうか。実は、例え中卒であっても柔道整復師になる道はあります。

ここでは、学歴に不安がある人でも、柔道整復師を目指せる方法について解説していきます。

柔道整復師になるためには、国家資格が必要

柔道整復師になるためには、専門学校など所定の施設で決められた単位を履修し、受験資格を得た上で国家試験に合格する必要があります。柔道整復師はよく整体師と混同されがちですが、柔道整復師は看護師や理学療法士と同じ国家資格であるのに対し、整体師は民間の資格です。

柔道整復師になれば、病院や接骨院・整骨院のスタッフとして働くことができるほか、スポーツトレーナーや機能訓練指導員の道も開けます。また保険を取り扱う接骨院・整骨院を開業することも可能です。最近では世界的なスポーツ選手のトレーナーになることを目的として、柔道整復師の資格に挑む人も多いようです。

学歴にコンプレックスを持ち、将来に不安がある人こそ柔道整復師を目指すことで、まったく違う未来が開く可能性があります。

まずは高等学校卒業程度認定試験を受けよう

中卒の学歴の場合、そのままでは柔道整復師の国家試験受験資格が取得できる学校に入学することができません。まずは、高卒と同等の学力があるという、証明を手に入れる必要があります。それを可能とするのが、高等学校卒業程度認定試験です。文部科学省の高等学校卒業程度認定試験の受験資格は以下のように定められています。

  • ・受験しようとする年度の終わりまでに満16歳以上になる人
  • ・大学入学資格を持っていない人

上記の条件の対象者であれば、何歳になっても誰でも受験することができます。試験は8月と11月の年2回行われ、科目は国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語(英語)の教科の中から8~10科目を選択します。明確な合格基準は公表されていませんが、内容の難易度によって年ごとに変わるようです。

ただ、高等学校卒業程度認定試験は、大学受験のように「ふるいにかけて落とす」ことを目的としているわけではありません。さまざまな事情により高等教育を受けられなかった人が、新たなチャンスを獲得するための制度です。出題はマークシート形式で行われ、内容的には中学から高校における授業の基礎レベルの設問が多いようです。

科目ごとの合格ラインは40点といわれており、がんばれば決して無理ではない基準が設けられています。合格率は毎年40%程度を推移していますが、これは全科目を受験した場合の数値です。高等学校卒業程度認定試験では指定の教育機関で履修していたり、関連する教科について技能検定試験で合格していたりする場合、その科目の受験が免除されます。

一度に受験するのが心配であれば、英検などで個別に科目を攻略しておくと高等学校卒業程度認定試験の受験が楽になります。

教育機関や養成施設で知識や技術を磨こう

高等学校卒業程度認定試験に合格さえすれば、後は中卒も高卒も、大学、社会人などすべての区別なく、柔道整復師を育てる教育機関や養成施設で学ぶことができます。具体的には日本医専などの柔整系専門学校か、柔道整復学科がある4年制大学または3年制の短大などが対象施設です。該当する施設で3年以上にわたり、必要な知識と技能を修得して初めて国家試験の受験資格を手にします。

柔道整復師の国家試験は、年に1回、3月に実施されます。受験科目は、解剖学、生理学、運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学、一般臨床医学、外科学概論、整形外科学、リハビリテーション医学、柔道整復理論および関係法規の11科目です。柔道整復師国家試験の合格率はここ数年、70%前後を推移しており、決して合格は手の届かないものでないことがわかります。

教育機関や養成施設でしっかりと知識を身につけて技術を磨いていけば、中卒だからといって負い目を感じることもなく、国家資格を保有できます。一度取得した資格は、身一つで働くことのできる証となり、人生を支えてくれるでしょう。柔道整復師の国家試験合格までの道のりは、決して簡単なものではありません。しかし、努力するだけの価値が十二分にあり、目標に到達できれば苦労した以上の喜びが必ずもたらされます。柔道整復師へのチャレンジは、人生の新しい扉を開くための道のりとなるでしょう。

まとめ

学歴をコンプレックスに感じる人も少なくないようですが、それをばねにして大きく飛躍することもできます。最初からあきらめていては何も始まりません。柔道整復師は、さまざまな可能性を開いていける資格です。国家資格の取得は決して優しいものではありませんが、それでもまったく不可能ではありません。

一歩一歩目の前の障害を越えていけば、学歴など関係のない世界で生きることができるようになります。

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