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7月から予選が行われている医療オリンピックC-1とは

7月から予選が行われている医療オリンピックC-1とは

はり師やきゅう師、柔道整復師といった国家資格を取得することで整体師や鍼灸師になることができます。しかし、さらにスキルを習得するためには、セミナーなどに参加して、知識や技術を継続して学ばなければなりません。整骨院復興協同組合では整骨師や鍼灸師といった人たちのスキルの向上、また業界全体の施術の質を高めることを目的に、「医療オリンピックC-1」が開催されています。全国から参加者が集まるこの大会ではどんなことが行われているか、詳しく見ていきましょう。

1.医療オリンピックC-1とは?

医療オリンピックC-1は、整骨や鍼灸に関わるさまざまな施術内容を競い合う大会で、全国から多くの施術師が参加しています。毎年開催されているこの大会は、およそ2ヶ月にわたって予選を行い、その後全国大会によって優勝者が決められます。参加者は、全国の優れた腕を持つ技師とスキルを競い合うことで、自分の知識や技術を客観的に捉えることができ、今後の課題を見つけることが可能です。医療オリンピックC-1では、スキルを向上させる喜びを知り、業界全体の質を上げることを目的として毎年開催されています。

整骨院や鍼灸院では、患者に対して自分の手で施術を行う必要があり、個人のスキルが施術効果に大きく影響されがちです。また、症状や人の体質によって施術内容は異なりますし、目に見えるような外傷があるわけではないため、自分の知識が本当に正しいか判断することが難しいという現実があります。こうした悩みを抱える人こそ、医療オリンピックC-1に参加することで、施術者として大きな価値を見いだすことが可能です。

2.競技内容

医療オリンピックC-1では整骨や鍼灸に関する6つの競技があり、それぞれの種目でコンテストが行われます。具体的にどのような内容であるのか、詳しく見ていきましょう。

包帯王

整骨院での施術に必要となる包帯巻き。1〜3回戦、決勝戦と包帯を巻く部位はそれぞれ変わり、あらゆるところに包帯を巻くことができるエキスパートでなければ、予選を突破することはできません。また、審査基準は3つです。巻いた後の見栄え、きつさに問題がないか、そして実用性といった観点の総合点で順位が決められます。

刺鍼王

刺鍼の技術を競うコンテストで、長さの異なる2本の鍼を使って、合計の本数を争います。ただ刺せばいいというわけではなく、規定の条件を満たしていなければカウントされないため、高い集中力と正確性が必要です。

矯正王

矯正の技術で争うコンテストで、いかに身体のゆがみを整えることができるかという点で競います。「地区大会では、矯正施術を通して前屈の数値をどれだけ改善できるか」「全国大会では全身のゆがみをどれだけ整えられたか」という点で、審査員の評価と施術を受けた患者からの評価の合算で審査が行われます。

医識王

医療知識を競うコンテストで、優勝するためには専門性の高い知識が必要となります。地区予選ではマーク形式、全国大会では早押しのクイズ形式です。

診断王

診断王では、施術内容ではなく問診や接遇など、患者への診断といった部分を総合的に競うコンテストです。決められた制限時間の中で、「的確な診断が行われているか」「十分に説明が行われていて接遇に問題がないか」を審査します。問診から始まり、視診、触診、また保険の説明などを患者にとって満足度の高い診断が求められます。

実技王

患者への説明や施術を総合的に競うコンテストです。診断王と違い、実技王では実際に施術を行う必要があり、施術のスキルだけでなく、それに至るまでの説明のわかりやすさや言葉づかい、また安全性に関しても評価項目となります。

3.決勝大会情報

医療オリンピックC-1は全国10地区で予選大会が実施され、上位で通過したものが決勝大会に参加できます。また、決勝大会には各種目の上位者に加え、前回大会の優勝者が参加し、合計40人程度の施術者で知識や技術を競い合います。競技によっては、地区大会と全国大会で施術内容が違う場合があるため、決勝大会で優勝するためには、どんな状況にも対応できる能力が必要です。

決勝大会は、一般の観覧席も用意されているため、日本トップレベルの技術を目の前で体感することができます。そのため、地区予選を突破できなかったとしても、スキル向上の場としては非常に有益です。また、学生など今後実践で活躍していきたい人にもおすすめです。

4.まとめ

整骨院や鍼灸院で働いても、基本的に施術自体は個人で行うことになるため、自分の知識や技術が本当に患者にとってベストであるかの判断は難しいです。そのため、施術者としてのスキルを向上させるためには、セミナーに参加したり、先輩にアドバイスをもらったり、自ら積極的に吸収しなければなりません。

そのひとつの場として、整骨や鍼灸に関するスキルを競う医療オリンピックC-1がおすすめです。全国から施術者が集まるこの大会では、高度なスキルを持った施術を目の前で体感することができます。そのため、自分のスキルの向上に役立つだけでなく、審査を通して自分の知識や技術を客観的に判断することができるのです。整骨や鍼灸に携わる人であれば、ぜひ参加してみましょう。

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